カニの“ふんどし”って食べられるの?意外と知らない部位の正体と食べてはいけない理由
1. カニの“ふんどし”とは何か?部位の名前と意味
「カニのふんどし」と聞いてピンと来る方は、かなりのカニ通かもしれません。ふんどしとは、カニの腹部にある三角形や丸みを帯びたふた状の殻の部分を指します。別名「腹節(ふくせつ)」とも呼ばれ、カニの性別を判別する重要な部位として知られています。
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オスのふんどし:細長く尖っている形状
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メスのふんどし:幅広で丸みがあり、卵を抱えるスペースになる
このふんどしは、カニの内臓や卵を保護するための器官であり、構造上は外骨格の一部です。調理前にカニを観察してみると、簡単にふんどしの形で性別を見分けることができます。
2. ふんどしは基本的に“食べられない”部位である理由
「ふんどしの部分って食べられるの?」という疑問を持つ方も多いですが、基本的にふんどし自体は食べることができません。その理由は以下の通りです:
■ 殻が硬く可食部がない
ふんどしはカニの甲羅の一部であり、非常に硬く、食感も悪いため食用には向きません。特にオスのふんどしは細く硬いため、かじっても美味しさは感じられません。
■ 可食部が極端に少ない
ふんどしの内側に若干の筋肉が付着していることはありますが、ほんのわずかであり、わざわざ食べるほどの量はありません。多くの調理現場では、ふんどし部分は捨てるか、だしを取る時のみに利用されるケースがほとんどです。
■ 鮮度の低下で腐敗しやすい場所
ふんどし周辺は、カニの内臓や消化器官に近い場所です。そのため、時間が経つとふんどしの裏側から腐敗が進むことがあり、悪臭や変色の原因になります。鮮度に自信がないカニでこの部分を無理に食べるのは危険です。
3. ふんどし周辺にある可食部の有無について
完全に食べられないかというと、ふんどしの内側や周辺には微量の肉があることもあります。以下のようなケースがあります:
■ わずかな筋肉
ふんどしの内側には、ふんどしを開閉するための筋肉が付いています。これは加熱すると白くなり、少しだけ味わえる部分です。しかし、可食部として扱うにはあまりにも量が少なく、一般的には「食べない部位」として分類されます。
■ 卵を持つメスのふんどし
メスのカニの場合、ふんどしの内側に卵を抱えていることがあります。この卵(内子)は珍味として人気ですが、ふんどしそのものを食べるわけではなく、中にある卵が目的です。
■ 食べられるのは「裏側の肉」まで
カニ好きの中には、ふんどしの裏側に残った肉をほじって食べる人もいますが、それもあくまでおまけ程度で、メインの可食部ではありません。
4. 調理時にふんどしをどう扱えばいい?
カニを調理する際、ふんどしはどうするべきか?基本的には次のように扱われます。
■ 茹でる・蒸すときはそのままでOK
ふんどしを外す必要はありません。茹で上がった後に簡単に外すことができます。無理に外すと腹側が崩れてしまう可能性があるため、調理後に手で取り外すのが一般的です。
■ ふんどしは「開けるための目印」として利用
調理後にカニを解体する際、ふんどしを起点にして甲羅を外すという方法がポピュラーです。そのため、むしろ食べるための“取っ手”のような役割といえるでしょう。
■ スープや出汁に利用する例も
ふんどしそのものには旨味成分は少ないですが、まれにカニの殻を使ってだしを取る際に、丸ごと煮出す材料として使われることもあります。ただし、これは一般家庭よりもプロの料理人がする技法です。
5. カニを美味しく食べるために注意すべきポイント
カニは部位によって可食部と非可食部が大きく分かれています。ふんどしは食べられませんが、それ以外にも注意が必要な部位があります。
■ 食べられない・食べにくい部位
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ふんどし(腹節)
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くちばし部分(口器)
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硬い脚の先端や爪の殻
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消化器官(緑がかった肝の部分は人によって好みが分かれる)
■ 鮮度に注意すべき理由
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時間が経ったカニは臭みが強くなる
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ふんどし付近が変色している場合は劣化のサイン
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腐敗が進むとアンモニア臭が発生することもある
■ 美味しく食べるための工夫
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ふんどしは外してから解体し、身を丁寧に取り出す
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殻の隙間にも旨味が詰まっているので、スプーンなどでしっかり取り出す
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カニ酢やレモンなどを使って臭みを抑えると、より美味しく楽しめる
✅まとめ
「カニのふんどし」は、見た目にインパクトがある部位ですが、基本的には食べられない部分です。硬くて可食部が少なく、食感も良くありません。
ただし、内側に少量の筋肉や、メスのふんどしに卵が付いていることもあり、そうした場合は注意深く取り出して食べる価値があります。
美味しく安全にカニを楽しむためには、可食部と非可食部の違いをしっかり理解し、鮮度にも気を配ることが大切です。

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